【インフラ】日本水準原点一般公開 参加レポート

2025年5月21日、日本水準原点が一般公開されました(国土地理院関東地方測量部主催)。日本水準原点は、わが国の高さ(標高)の絶対的な基準であり、永田町1丁目の国会前庭北地区内にあります。明治24年5月に旧帝国陸軍陸地測量部が設置したもので、測量機器を扱う者としては一度は見たおきたかった伝統ある施設でした。今年念願叶ってやっと見学の運びとなりました。人生で初めて見る水準原点が収められている日本水準原点標庫は、国の重要文化財指定されるほど重々しい造りであり、とても見応えがありました。

分からないことや聞きたいことなどは、現地に待機する国土地理院のスタッフの方々から丁寧に説明してもらえるので、測量機に関わりのない方々でも十分に堪能できるのではないかと思いました。また国会議事堂に隣接した公園内にあるので、 議事堂見学と併せて行かれるのもお勧めかと思います。

※水準点関連の重要なお知らせ
国土地理院より2025年4月1日より「全国標高成果」が改定される発表がありました。測量成果は「測地成果2024」へと改定されます。これにより、全国の電子基準点、三角点、水準点の成果座標(標高成分)が変更され、4月1日以降は新成果座標基準での測量が必要となります。弊社の取扱い製品につきましては新ジオイドモデル「ジオイド2024日本とその周辺」に対応済です。ぜひご活用ください。

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国会前庭にある日本水準原点標庫と電子基準点(奥)